バイアンプ・システムについて

バイアンプとは、ふたつを表す"Bi(バイ)”のアンプという名前のように、一つのアンプの中に、二つのアンプを持つシステムの事を指します。
楽器の分野では一般的にベースアンプでよく使用されるシステムです。

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ベースアンプでバイアンプという場合は、一つのアンプの中に低音用のアンプと高音用のアンプを持っている場合が多いようです。
シンプルなベースアンプでは、ベースからの信号を一つのアンプで増幅して一つのスピーカーで鳴らすのに対して、ベースの信号を低域と高域に分割しそれぞれを別のアンプ(低域用アンプ、 高域用アンプ)で増幅し、専用のスピーカー(低域用スピーカー=ウーハーと、高域用スピーカー=ツィーター)で鳴らすシステムです。
オーディオでもよく見受けられるこのシステムは、フルレンジ方式に比べ、それぞれの帯域ごとに増幅するためローエンドまで伸びる低域、キラめくような高域まで原音に忠実な再生が可能とされています。
また、イコライザーでは補正しきれない音のバランスも、アンプのレベルで調節できるので、より自然な音から積極的なサウンド・メイキングまでも行えます。セパレート・タイプが多いのですが、コンボタイプでもバイアンプになっているモデルもあります。